マンガなう:
三つの世代

2015年9月3日~11月15日
毎週金曜は開館時間を延長しています。

ルーム3
(朝日新聞ディスプレイ)

中村光(1984年生まれ)
「マンガを描くイエスとブッダ(聖☆おにいさん第10巻表紙)」(デジタルプリント) 2014年 © Nakamura Hikaru/Kodansha Ltd.

星野之宣(1954年生まれ)
「レインマン」(紙、インク) 2015年
© Hoshino Yukinobu.

ちばてつや(1939年生まれ)
「英国グレートブリテン島より北東 フェアアイル、ライトハウスキーパーズGC」
(紙、インク、水彩) 2015年
© Chiba Tetsuya.(作家からの貸出作品)

 

今のマンガ界を率いる三作家の作品から、現代のマンガの多彩な魅力を探ろう!

マンガというグラフィック・アートは、日本の伝統的な芸術、文学を基に、20世紀初めに発展しました。マンガは常にその時代の日本社会の関心を反映し、時に社会に対して変化や抗議を促す媒体にもなります。マンガは今やグローバルな大衆文化へと成長しましたが、海外に輸出されているものは必ずしも日本マンガの幅広い分野や内容を伝えきれているとは言えません。今回の展示では、ちばてつや、星野之宣、中村光の三作家を取り上げ、この展覧会のために新たに描き下ろしていただいた作品や、最近出版されたばかりの作品の原画を展示します。

展示場に足を踏み入れると、最も著名で影響力のあるマンガ家の一人、ちばてつや氏によるグリーンに佇む若いゴルファーを描いたカラー原画がまず目に入ってくるでしょう。ちばてつや氏は、スポーツマンガの巨匠であり、若者がスポーツを通して悪戦苦闘しながらも、
切磋琢磨する姿を描いています。

次に、現在のマンガ界の第二世代を代表する星野之宣氏による、新シリーズ『レインマン』の原画を展示しています。星野氏は日本を代表するSFマンガ家であり、2011年には当館ルーム3で、人気シリーズ『宗像教授異考録』から「大英博物館の大冒険」が特集されました。

三人目の中村光氏は今の若いマンガ家の代表であり、彼女の作品は現在日本で7番目の
売り上げを記録しています。今回の展示で取り上げるのは、ブッダとイエスが東京のアパートで同居するというコミカルな設定の作品で、現代の若者文化を通してみえる日常生活と、
最新の制作技術を融合させているところに特徴があります。

このように、現代のマンガ界を率いる三作家の原画が並んで展示されるのは初めてのこと
です。本展示を通して、現在の日本マンガの幅広さ、深さを感じ、マンガという媒体が、
異なる世代間でどのように発展してきたのか体験してください。


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